和風モダン 月見台・敷石・景石が調和する寛ぎの庭

広さに少し余裕のある庭の風香プランです。デッキを建物から離して独立させ、野点をイメージさせる和風庭園にしつらえています。周囲の道路からの目線隠しは高い竹垣と築山です。

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 自然石の位置を決めて、まわりにデッキを張り巡らせ、それから立木のバランスをきめます。独特の存在感をもつ、他にはないお庭です。このプランの重要な点は、石・デッキ・立木の3者のバランスが図面上から十分イメージできているか。プランナーと職人の力、どちらが欠けてもいけません。

 部屋の中へ座り庭を眺めたとき、デッキ向こうに見える信楽の陶製オブジェ「露地灯」の棚の花に目線が合うよう、築山の傾斜と高さが計算されています。露地灯・景石・立木の高さのバランスが庭に奥行きを生み出し、より庭を広く感じさせ、デッキに高さを持たせる事が庭全体を高く見せる効果になります。

 下は、上記のプランをスタンダードなデッキプランへ変更した例です。
 沓脱ぎの先をミカゲ石のタイルテラスにし、デッキは縁台の役目をもたせました。ミカゲ石のテラスにあわせてオブジェも佳月に変更。下草と雑木でナチュラルにまとめています。

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庭 組曲 「3つのイージーオーダーセット」